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『栄養士・通信読書会』受講者の「声」

フリー栄養士  奈良県

 

時間がないと言い訳をして受講をためらっていましたが、思い切って申し込んで良かったと思っています。

管理栄養士という資格はあれど、大学で学んだことは実際の現場(保育所)ではほぼ使えませんでした。食育指導士というお金さえ出せばだれでも楽に取れる資格も全く何の役にも立っていません。

公立保育所に11年間勤めていましたが子どもの食をきちんと理解している職員は1割もいないという現状でした。そんな理解の得られない保育所で子どもの食を語ることはかなり辛く困難。課題図書になっていた本も受講前に何冊か読んではいて、その内容を給食会議などで職員に伝えようと試みたけれどうまく伝えることができず、もどかしさと悔しさで情けなかったです。

今回受講しレポートを提出することによって、“何が大事か”“何を伝えればいいのか”が自分の中で整理できたように感じました。整理できたことで、保育所の職員にアドバイスするだけでなく、子どもの食に悩む方に手の届く提案を提供できる自信がつきました。

今までに、行政の食指導に悩み涙するお母さんの姿を嫌というほど見てきています。

自分自身もそのひとりでした。

数字ばかりを提示され、そこからはみ出すことは一切許されないような指導で苦しんでいるお母さんたちに笑顔が戻るよう、今後も引き続き無期限受講を頑張っていきたいと思います。

 

 

(行政栄養士・香川)

 管理栄養士です。初めは保育園の栄養士として、子どもたちの毎日の給食を作っていました。今思えば、そのときは子どものためにと思っていたつもりですが、あまり深く考えずに、自分が作りたいメニューを考えていた気がします。それから仕事が変わり、乳幼児の個別の栄養相談をする機会が多くなりました。多くの保護者が食生活の情報が多すぎて、混乱し、悩んでいると感じました。自分の一言一言の影響力が大きく、話をすればするほど、自分がちゃんと勉強することの大事さを感じていました。多くの方と話をすればするほど、今の栄養士としての自分にしっくりきていませんでした。幕内さんの本を何冊も読み、講演会に何度も参加するうちに、自分にしっくりきて、自分が迷わず自信を持って保護者と話ができていました。そしてもっと勉強したくなり受講することにしました。受講してみると本を読むことがおもしろくなっていき、楽しくて、次にどんな本が読めるのかわくわくして、こんなに自分の知らない世界があるんだ、今までの自分は何を勉強してきたんだろうと思うほどでした。途中むずかし本も何冊かありましたが、読み終えた後の達成感、わくわく感が勝っていました。本当に幅広く勉強させてもらいました。毎回視野の広くなった自分を感じ、考えのぶれない自分に、自分の根っこが太くなっていく気がしました。5年目を終了しても、これから楽しく勉強していく方法、方向を教えてもらった気がします。一人でも多くの栄養士さんたちにこの「おもしろい!」「楽しい!」感じを味わってほしいです。本当におもしろかったです。           

 

 

 

 

 

 

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