「新・小児食生活アドバイザー」養成講座(2年制・通信教育)のご案内
子どもたちの食生活の乱れが指摘されています。
文部科学省の調査によると、この30年で、肥満児は 3倍も増加しています。アトピー性皮膚炎やさまざまなアレルギー疾患も減る様子はありません。もはや、小児生活習慣病という言葉も日常的に耳にするようになってしまいました。
そこから、『食育基本法』(平成17年成立)が制定されることになったのでしょう。本来、食の教育機関として栄養士養成の大学(専門学校)があり、栄養士という職業があります。しかし、その教育内容は学校給食を見てもわかるように、現状に対して充分に応えているとは言えません。むしろ、食生活の乱れを増長させていると言っても言い過ぎではありません。
そのためでしょう。『食育基本法』制定以来、時代の要請に応えるべく、たくさんの民間資格が誕生しています。「食育マイスター」、「和食マイスター」、「食養指導士」、「食育アドバイザー」、「食育インストラクター」、「マクロインストラクター」、「薬膳指導士」、「野菜ソムリエ」など、どれほどあるかわかりません。私自身、そのような肩書きの入った名刺をどれほどいただいたかわかりません。
それらの教育内容を調べてみると、従来の栄養教育とほとんど変わりません。「バランスのとれた食生活をしましょう」という言葉を学ぶだけです。あるいは、非常に極端な内容のものが目立ちます。それらの肩書きを手にした人たちが、実際に活動(仕事)をするようになっています。もはや無視できない状況(規模)になっています。新たな脅威になりつつあるといってもいいでしょう。そのため、益々、食生活の情報(教育)は混乱するようになり、父母を悩ますことになっています。
私どもフーズ・アンド・ヘルス研究所は、これまでも、さまざまなセミナーを行ってきました。その際、たくさんの方々から、「民間資格でもいいから、認定証のようなものが出ないでしょうか」という声がありました。これまでは躊躇してきました。しかし、上記のような現状を考えたとき、私どもが、やらざるをえない時代になってしまったのではないか、若い父母にきちんと食生活を伝えられる人を増やすことも大切なのではないかと考えるようになり、今回の講座を企画しました。
ただし、多くの民間資格のように、「受講料」さえ払えばすむ、そのような講座になっては何の意味もありません。内容的には、少しハードルが高いと感じるかもしれません。面倒だと考える方には、受講することをおすすめしません。人に食生活を伝えることが「目的」ですから。
ある程度、ハードルが高くなるのは仕方ないことだと考えています。若い父母に食生活を伝えたい。あるいは、きちんと食生活を勉強したいと考えている方におすすめします。
案内請求